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ジェフの奇跡的な残留

2008年Jリーグディビジョン1 第34節
千葉 4 - 2 F東京
得点者:(千)新居、谷澤、レイナウド、谷澤 (東)カボレ、長友

なんという神展開。事実は小説より奇なりと言いますが、誰がこの展開を予想したことでしょう。

【経過のまとめ】
(シーズン開始前)
 日本代表クラスの選手5人がチームを離れる。戦力の充当の目処が立たぬまま開幕
(シーズン序盤)
 11節消化時点で0勝2分9敗で勝ち点2。クゼ監督更迭
(5月)
 ミラー監督招聘決定、来日まで代行を務める沢入ヘッドコーチの指揮で今季初勝利
(9月~11月)
 ミラー監督の下、今季最高の5連勝で一時14位まで浮上するも、その後勝ち星に恵まれず再び降格圏へ。最終節を前に二試合連続3失点で敗北し、17位。16位との勝ち点差は2。

【33節終了時点】

15 磐田 37  -9
16 東緑 37 -10
17 千葉 35 -19

 ※残留にはジェフ勝利が最低条件。そのうえで磐田、東京Vの片方が敗北した場合に入れ替え戦進出、両方敗北した場合は自動的に残留。いずれかが引き分けた場合は大量の得失点差の逆転が必要。


【最終節のまとめ】
前半39分 コーナーキックからカボレに先制を許す。
後半08分 カウンターから長友に追加点を許す。
後半29分 交代出場の谷澤と新居の連携から1点を返上。
後半32分 巻の胸での落としから谷澤のボレーが決まり同点。
後半35分 相手ペナルティエリア内での執拗なチェイスからレイナウドがPKをゲット。これをきめて逆転
後半40分 カウンターから抜け出した谷澤が駄目押しの4点目。

【試合終了後】
磐田、ヴェルディともに敗れるの報。奇跡といわれた残留なる。
【感想】
1点を返したときは、まだ半信半疑でした。
2点目以降はもう興奮が冷め遣らず、普段おとなしいバックスタンドでもほとんどの人が立っていました。まさにフクアリ総立ちでした。
3点目につながるPKの笛が吹かれると、フクアリで聞いた事のないような轟音。これが人の歓声だと気づくのには数秒を要しました。キッカーをみて少し不安というか冷静になりましたが。
PKが蹴られた瞬間、決まった瞬間、レイナがユニフォームを脱いだ瞬間、コマ落としのような映像しか脳裏に浮かびません。一面黄色に染まったスタンドがゆれていました。
4点目が入ると、もう後は祈ってばかり。終盤の相手の猛攻もよくしのいでくれました。工藤の神クリアも忘れられない。
勝利後の整列はピッチもスタンドも複雑な心境。すぐにオーロラビジョンに味の素の映像。ヴェルディの敗戦に小さく沸くスタンド。まもなくして、誰かが「磐田負けたぞ!残留だ!」と。スタンドの各所で歓声。
もう後のことはよく覚えていない。オーロラビジョンに映った巻の涙顔を撮ろうとしたのに、眼が霞んでカメラがうまく使えなかった。そんな感じ。

【冷静な感想】
随所で言われていますが、試合内容自体は勝利に値するサッカーをしていたかといわれると難しいところです。正直、1点を返すまでは完全に相手に封殺されていた感が否めません。サイドの突破は浅いところで止められ、やっとあがったクロスの先では巻が孤立、と攻撃面では完全に東京にコントロールされてしまっていました。また中央ではボランチと最終ラインの間で羽生を中心としたショートパスの交換で左右にいいように振られ、後手を踏む場面も多数見られました。つまらないミスから長友に突破を許しあっさりと追加点を決められたときには、やはりサッカーの質の差という意味で降格やむなしとさえ思ったものでした。

試合のターニングポイントは羽生の退出と谷澤の投入でしょう。最終ラインと前線のあいだの中継点と同時に広範囲にプレスをかけにいける中盤のリンクマンを失った東京に対し、運動量のある谷澤が生きるスペースは充分過ぎるほどにあったのだと思います。また裏から縦の突破を得意とする新居の投入も、追加点を欲して前掛りになった東京の思惑をうまく逆手に取る格好になったのでしょう。最終節の相手がACL出場をあきらめているチームであったなら、あの11分間の奇跡は生まれなかったかもしれません。

繰り返しになりますが、この日の逆転はサッカーの質とは違うところで出来上がったドラマだと思います。この日の点の取り方、攻撃のあり方でジェフのサッカーを評価する事はあまり意味がないことだと思います。このドラマは多くの人間の思いの結束が生んだスポーツの美談であって、組織とかプランとか戦略とか経営とか、そういった技術的な部分の洗練の結果ではないのです。

試合終了後の挨拶で三木社長は言いました。
残留は最低限の義務であると。
われわれはやっとスタートラインに立っただけであると。

その言葉に偽りがないと信じ、来年からもジェフをサポートしたいと思います。

この日の奇跡を生んだすべての人の思いを胸に。

ともに歩みしこのときの、
熱きプライドを決して忘れずに。


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2008/12/07 02:11  |JEF Unitedtop▲
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